ブリッジとインプラント、何がそんなに違うの?
佐賀市諸富町の西村歯科医院です。
「食事中に突然、歯が欠けてしまった」「不慮の事故や虫歯で、1本だけ歯を抜かなければならなくなった」
そんな状況に直面したとき、あなたならどうしますか?
「たった1本だから、反対側で噛めばいいや」と放置してしまう方もいらっしゃいますが、実はその「1本の欠損」をどう補うかが、数年後、数十年後のあなたのお口全体の健康を大きく左右します。
今回は、特に「1本だけ歯を失ってしまったけれど、他の健康な歯は絶対に傷つけたくない」と願う方へ向けて、インプラント治療がなぜ選ばれるのか、その理由を詳しく解説します。
従来の治療法「ブリッジ」の隠れたリスク
1本だけ歯を失った際、保険診療で一般的に選ばれるのが「ブリッジ」という方法です。失った歯の両隣の歯を「橋げた」にして、一体型の人工歯を被せる治療です。確かにブリッジは、短期間で治療が終わり、固定式なので違和感も少ないというメリットがあります。しかし、そこには大きな代償が伴います。
1. 健康な歯を大量に削る必要がある
ブリッジを支えるためには、両隣の歯を一回り小さく削らなければなりません。たとえその歯が全くの虫歯のない「健康な歯」であったとしても、です。一度削ってしまった歯の寿命は、残念ながら確実に短くなります。
2. 支えとなる歯に2倍以上の負担がかかる
本来3本で支えていた噛む力を、2本の歯で支えることになります。過度な負担がかかり続けることで、数年後に支えの歯が割れたり、根を痛めたりして、共倒れになるリスクがあるのです。
3. 歯茎の骨が痩せていく
歯を失った部分には「刺激」が伝わらなくなるため、顎の骨が徐々に退縮(痩せていく)していきます。これはブリッジでは防げない現象です。
インプラントが「他の歯を守る」と言われる理由
これに対し、インプラント治療は、他の歯に依存しない「自立した治療」です。
最大のメリットは「隣の歯に一切触れない」こと。
失った部分の顎の骨に人工歯根(インプラント)を直接埋め込むため、両隣の歯を削る必要は全くありません。むしろ、インプラントがしっかりと噛む力を受け止めてくれるため、残っている他の歯への負担を軽減し、お口全体の寿命を延ばすことにつながるのです。いわば、インプラントは「失った歯を補う」だけでなく、「残っている健康な歯を守るためのガードマン」のような役割を果たします。
「噛む喜び」は、人生の質を変える
歯を1本失うことは、単に見た目の問題だけではありません。
「大好きなステーキが噛み切りにくい」「人前で笑うときに口元を隠してしまう」「発音がしにくくなった」
こうした小さなストレスの積み重ねが、生活の質を下げてしまいます。
インプラントは、自分の歯と同じ感覚でしっかり噛むことができ、外見も天然の歯と見分けがつかないほど自然です。メンテナンスさえしっかり行えば、第2の永久歯として長く連れ添っていくことができます。
佐賀市諸富町の西村歯科医院では、患者様一人ひとりのライフスタイルや将来の健康を見据えたカウンセリングを大切にしています。「1本抜けただけだから、まだ大丈夫」と思わずに、ぜひ一度ご相談ください。今の1本の選択が、10年後のあなたの笑顔を作ります。無理に治療を勧めることはありません。まずは現状を正しく把握し、あなたにとって最善の選択肢を一緒に考えていきましょう。
